厚生労働省は、「平成 30 年度 医療費の動向」を公表しました。
厚生労働省では、毎月、医療費の動向を迅速に把握するため、医療機関からの診療報酬の請求
(レセプト)に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計した「医療費の動向」を公
表しています。
このたび、平成 30 年度の集計結果がまとまりましたので公表します。
本資料における医療費は、速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医
療費と呼称しています。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推
計値である国民医療費の約 98%に相当しています。
【調査結果のポイント】
○ 平成 30 年度の医療費は 42.6 兆円となり、前年度に比べて約 0.3 兆円の増加となった。 (表1-1)
○ 医療費の内訳を診療種類別にみると、入院 17.3 兆円(構成割合 40.6%)、入院外 14.6 兆円 (34.2%)、歯科 3.0 兆円(7.0%)、調剤 7.5 兆円(17.6%)となっている。(表3-1)
○ 医療費の伸び率は+0.8%。診療種別にみると、入院+2.0%、入院外+1.0%、歯科+1.9%、 調剤▲3.1%となっている。(表3-2)
○ 医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸び率は▲0.5%。診療種別にみると、 入院▲0.4%、入院外▲0.8%、歯科▲0.1%となっている。(表4-2)
○ 1日当たり医療費の伸び率は+1.3%。診療種別にみると、入院+2.4%、入院外+1.9%、 歯科+2.1%、調剤▲3.6%となっている。(表5-2)
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