個人情報を考える週間(個人情報保護委員会)

個人情報保護委員会は、個人情報を考える週間として、下記内容を発表しました。

個人情報を考える週間 令和7年の取組(目次)

個人情報を考える週間とは?

アジア太平洋プライバシー機関(APPA:Asia Pacific Privacy Authorities)に参加する各国の個人情報保護当局は、毎年「Privacy Awareness Week(PAW)」を設定し、プライバシー問題と個人情報の保護の啓発活動を行っています。 個人情報保護委員会も、当該APPAのメンバーとして、「個人情報を考える週間」として活動を行います。

本年のテーマ「Privacy – it’s everyone’s business 

手塚委員長からのメッセージ

手塚委員長の写真

 個人情報保護委員会は、令和7(2025)年5月26日(月)から6月1日(日)までを「個人情報を考える週間」として、個人情報の重要性に関する情報発信を強化してまいります。

これはアジア太平洋プライバシー機関(APPA)に参加する機関として、平成30(2018)年度から広報啓発活動を継続して実施しているものです。

令和6年度上半期において、個人情報保護委員会へ報告された個人データの漏えい等事案は7,735件となり、前年度上半期の報告件数(4,938件)と比べて増加しております。

主な発生原因としては、病院や薬局における要配慮個人情報を含む書類の誤交付及び紛失のほか、フィッシング詐欺によるものやクレジットカードの誤送付等が多くなっています。

「個人情報を考える週間」の期間中は、全国各地でポスター掲示やサイネージ広告を行っています。

誰にでも起こりうる「うっかり」のミスをなくし、「しっかり」とした取扱いを行えるように、この機会に個人情報の取扱いについて見つめ直していただければ幸いです。

  • 事業者の皆様へ

    事業者の皆様におかれましては、適切な安全管理措置を講じた上で適正に個人情報を取り扱っていただくようお願いいたします。

    特に人為的ミスに起因する漏えいが多く発生している状況です。

    人為的ミスによる漏えいを減らすためには、研修などによる個人情報の保護に関する教育だけではなく、組織的に漏えいが起きない仕組みを構築することが重要です。

    組織における個人情報の安全管理措置の状況について、今一度ご確認をお願いいたします。

    また、生成AIの登場等、ますます高度化する情報技術の展開により、個人情報の取扱いが一層複雑化する状況にあることから、本人に対する透明性を確保し、必要な説明を果たしていくことが重要です。

    そうした取組の一環として、個人情報の利用目的をできる限り特定し通知・公表すること、本人からの開示請求等に対応することなどについて適切に対応されているかについても、ご確認をいただき、適正な利活用に努めていただくようお願いいたします。

    なお、個人情報保護に関する研修資料等を委員会ホームページ上にご用意しておりますので、個人情報の適正な取扱いの参考としてご活用ください。

  • 国民の皆様へ

    インターネットサービスやSNSはスマートフォンやパソコンがあればすぐに使えて便利な一方で、個人情報等の収集を目的としたフィッシング詐欺などの犯罪が増加しております。

    個人情報が流出した場合、一度流出した個人情報は知らないうちに拡散されてしまうこともあり、それを完全に消去することが難しいのが現状です。

    国民の皆様におかれましては、インターネットサービスを利用する際には一層の注意を払った上で利用していただくようお願いいたします。

    当委員会では、皆様お一人お一人が個人情報の取扱いや個人情報保護制度について学ぶことができるよう、日常で個人情報の取扱いに注意すべき典型的な場面である、SNSやオンラインゲーム等について、啓発動画や、マンガ、パンフレット等の様々なツールをホームページや公式YouTube上に掲載しております。 こどもたちがSNSやオンラインゲームを利用する場合、その危険性に気が付かず、自分や友達の名前、学校名などを書き込んだり、住所がわかるような写真を掲載してしまうこと、さらには位置情報を共有するアプリなどを使うことで、危険な目にあう事例も報道されております。

    こどもたちがSNSやオンラインゲームなどを利用する際には、必ずご家族が確認するなど、この機会に、家庭内での利用ルールについて話し合っていただきますようお願いいたします。

    個人情報は、正しく使うことで皆様の生活をより便利に、より豊かにしてくれるはずです。

    これからも、個人情報の適正な取扱いを心掛けていただきますよう、あらためてお願いいたします。

    個人情報に関する疑問点やご質問があれば、当委員会ホームページの「FAQ」リンク先コンテンツを別ウィンドウで開きますをご覧いただくか、「PPC質問チャット」「個人情報保護法相談ダイヤル」リンク先コンテンツを別ウィンドウで開きますまでお尋ねください。

    この「個人情報を考える週間」が、皆様のプライバシーや個人情報の取扱いについて見つめ直すきっかけの一助となることを祈念しております。

個人情報保護委員会委員長 手塚 悟

個人情報のうっかりをしっかり防ごう

個人のみなさま

みなさまお一人お一人に、個人情報の保護や利活用についての認識や理解を高めていただくための動画などのコンテンツを制作しています。動画は個人情報保護委員会の公式YouTubeにも掲載していますので、この機会にぜひご覧ください。

※分かりやすさの観点から、使用されている用語が個人情報保護法上の定義と異なる場合があります。

 Youtubeで公開中の動画(クリックするとYoutubeへリンクします)
  • 動画が別ウィンドウで開いて自動再生します。
    (動画)意図しない個人情報の公開リスクについて考えよう 
  • 動画が別ウィンドウで開いて自動再生します。
    (動画)パスワードの使い回しによる個人情報が関わるリスクについて考えよう
  • 動画が別ウィンドウで開いて自動再生します。
    (動画)身近に潜む個人情報が関わるリスク
    <アンケート・偽サイト>

その他の動画は 個人情報保護委員会公式YouTubeからご確認ください。

事業者のみなさま

個人情報取扱事業者は、個人情報を適正に取り扱うために様々な対応が求められます。個人情報保護法上の安全管理措置を踏まえて職場での取扱いルールについて、改めて確認してみましょう。

  • 個人情報保護法上の安全管理措置

    • 基本方針の策定
    • 個人データの取扱いに係る規律の整備
    • 組織的安全管理措置(体制に整備など)
    • 人的安全管理措置(研修など)
    • 物理的安全管理措置(盗難防止など)
    • 技術的安全管理措置(不正アクセス対策など)
    • 外的環境の把握
  • 個人情報取扱事業者のみなさまに向けて、個人情報の保護や利活用についての認識や理解を高めていただくための動画などのコンテンツを制作しています。

    動画は個人情報保護委員会の公式YouTubeにも掲載していますので、この機会にぜひご覧ください。

    ※分かりやすさの観点から、使用されている用語が個人情報保護法上の定義と異なる場合があります。

     Youtubeで公開中の動画(クリックするとYoutubeへリンクします)
    • リンク先コンテンツを別ウィンドウで開き自動再生します

      (動画)マンガで学ぶ個人情報保護法 「個人情報保護法の基本と従業員の皆様にご注意いただきたいポイント」 

    • リンク先コンテンツを別ウィンドウで開き自動再生します

      (動画)マンガで学ぶ個人情報保護法「個人情報取扱い事業者が守るべきルールについて」 

    • (動画)職場に潜む個人情報が関わるリスク<内部不正・誤交付・誤送付>

    その他の動画は 個人情報保護委員会公式YouTubeからご確認ください。

  • 個人情報保護法の基本について、パンフレット、マンガ、動画などでご紹介しています。
  • 漏えい等が発生した場合の対応については以下からご確認ください。

  • 個人情報保護委員会の公式Xでは、当委員会全体の施策や注意喚起情報などを幅広くお伝えしています。

学校関係者、保護者のみなさま(こども向け資料)

こども向け、学校関係者や保護者のみなさま向けに個人情報の大切さを考えるための資料をご用意しています。また全国の小学校向けに職員を派遣し、「個人情報の適正な取扱い方」について出前授業を行っています。(中学校・高校でも出前授業が可能です。)詳しくはキッズページでご確認いただけます。

個人情報を考える週間 ポスター、動画について

  • 個人情報を考える週間のポスターです。自由にダウンロードし、ご活用いただけます。
  • 個人情報を考える週間の動画(駅広告・空港広告・屋外広告用)です。

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