厚生労働省は、「高度外国人材にとって魅力ある就労環境を整備するために~雇用管理改善に役立つ好事例集~」を作成し発表しました。
厚生労働省では、「外国人雇用対策に関する実態調査事業」(株式会社中外に委託)を実施し、「高度外国人材にとって魅力ある就労環境を整備するために~雇用管理改善に役立つ好事例集~」を作成いたしました。
政府としては、日本の経済社会の活性化の観点から専門的・技術的分野の外国人材(以下「高度外国人材」という)の受入れを積極的に推進しているところですが、企業においても、グローバル化が進展する経済社会に対応するため、高度外国人材を確保することは、経営戦略上も重要な視点となっています。
そこで、厚生労働省としても、高度外国人材をさらに積極的に受け入れていくためには、高度外国人材にとって魅力的な就労環境等を整備していく必要があると考えており、その中で、企業における高度外国人材の雇用管理改善に関する取組を支援するため、好事例集を取りまとめ、3月13日(火)に大阪、3月14日(水)に名古屋、3月16日(金)に東京で開催された「高度外国人材活用促進セミナー」において配布しました。
本事例集では、雇用管理改善の10テーマ(※)を掲げ、前半でアンケート調査結果に基づき、高度外国人材が雇用管理改善を望む事項とそれに対する取組事例が体系的に分かるようになっており、後半でそれぞれの取組事例の詳細を紹介する構成となっております。
また、それぞれの好事例が、高度外国人材の採用促進に資する事例なのか、定着化に資する事例なのか、あるいは社内の雇用管理制度を変えた事例なのか、運用面で工夫した事例なのかをお示しすることで、企業担当者が必要とする情報がひと目で分かるような構成にもなっており、高度外国人材の採用拡大や定着促進を狙う企業において、幅広くご活用頂きたいと考えております。
※ 雇用管理改善の10テーマ
1.自身の専門性を生かせる部門への配置・異動、2.メンター制度をはじめ各種相談体制の充実度、3.キャリアアップできる環境になっているか、4.ワーク・ライフ・バランスの達成のしやすさ、5.英語などでも働ける就労環境の整備、6.昇給のための基準の明確化、7.ICTの活用など業務の効率化、8.能力・業績に応じた報酬、9.テレワークなどの柔軟な働き方、10.仕事の内容の明確化(ジョブディスクリプション整備)
「高度外国人材にとって魅力ある就労環境を整備するために~雇用管理改善に役立つ好事例集~」はこちら(PDF:827KB)からダウンロードできます。
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