厚生労働省は、若者の採用・育成に積極的な中小企業を認定する制度「ユースエール認定制度」を紹介するサイトを掲載しました。採用で苦労されている事業主の方は、一度検討してみては如何でしょうか。
条件は厳しいですが、採用で差別化が図れ、優秀な社員を採用できるメリットは大変大きいものです。
「ユースエール認定制度」とは
認定について
主な認定基準
● 若者(新規学卒者や3年以内の既卒者など)対象の正社員の求人申し込みまたは募集を行っている
● 若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業である
● 直近3事業年度の正社員として就職した新卒者等の離職割合が20%以下(※直近3事業年度の採用者数が3人または4人の場合は、離職者数が1人以下であれば可とする)
● 前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働が60時間以上の正社員が1人もいない
● 前事業年度の正社員の有給休暇の取得率が70%以上または年平均の取得日数が10日以上(※有給休暇に準ずる休暇として、一定の条件を満たす休暇(夏季休暇など)が含まれる場合がある)
● 直近3事業年度において、男性労働者の育児休業等の取得者が1人以上または女性労働者の育児休業等の取得率が75%以上
● 若者の雇用情報(新規学卒者の採用数・離職者数、平均勤続年数、研修制度の有無など)について公表している
等
認定実績
平成30年3月末時点で、367社が「ユースエール認定」が認定を取得しています。
職場情報総合サイトでは、「ユースエール認定制度」を取得している企業の職場情報を検索することが出来ます。
就職活動中の学生や求職中の方は、企業について比較検討する際にご活用ください。
具体的に確認できる主な情報
- 新卒者の採用・定着状況 (前年度/2年度前/3年度前)
- 採用における競争倍率の男女比(男性を1倍とした時の女性の倍率)
- 職場見学・職場体験の受入可否
- 採用における男女別の競争倍率
- インターンシップの受入可否
- 平均継続勤務年数(男女別)
- 男女別採用10年前後の継続雇用割合
- 36協定の上限(特別条項を含む)
- 正社員の有給休暇取得日数
- 従業員の平均年齢
- 月平均所定外労働時間
>> ユースエール認定制度(厚生労働省Webサイト)
● 「ユースエール認定」を取得している企業について知りたい方
>> 若者雇用促進総合サイト
● 「ユースエール認定」の申請をしたい企業の方
>> 「若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を応援します!
(厚生労働省パンフレットPDF)
★新規採用時には、雇用助成金の申請もお忘れなく!
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