国税局の令和元事務年度における相続税の調査等の状況について

国税局は、令和元事務年度における相続税の調査等の状況を発表

<ポイント>
1.相続税の課税割合の減少 前年度8.5% ⇒ 令和元年度8.3%(前年比▲0.2%)
2.実地調査件数、簡易調査件数(電話・文書・税務署での面談)はいずれも、コロナ禍で減少するも1件当たりの申告漏れ課税価格、追徴税額はいずれも増加
3.無申告・大口・悪質な不正事案を集中して調査した結果と発表しています。

(1)相続税実地調査実績  前年度12,463件 ➡ 令和元年度10,635件 (前年比▲14.7%)

<実地調査1件当たりの金額>
申告漏れ課税価格 前年度2,838万円 ➡ 令和元年度2,866万円 (前年比+0.98%)
追徴税額     前年度568万円  ➡ 令和元年度641万円  (前年比+12.9%)

(2)相続税簡易調査実績 前年度10,332件 ➡ 令和元年度8,632件 (前年比▲16.5%)

<実地調査1件当たりの金額>
申告漏れ課税価格 前年度428万円 ➡ 令和元年度494万円 (前年比+15.4%)
追徴税額     前年度42万円  ➡ 令和元年度48万円  (前年比+14.3%)

(3)無申告調査実績 前年度1,380件 ➡ 令和元年度1,077件 (前年比▲22.0%)

<実地調査1件当たりの金額>
申告漏れ課税価格 前年度8,320万円 ➡ 令和元年度8,414万円 (前年比+1.13%)
追徴税額     前年度731万円  ➡ 令和元年度897万円  (前年比+22.7%)

(4)海外資産関連調査実績 前年度1,202件 ➡ 令和元年度1,008件 (前年比▲16.1%)

<実地調査1件当たりの金額>
申告漏れ課税価格 前年度4,064万円 ➡ 令和元年度5,193万円 (前年比+27.8%)

(5)贈与税調査実績 前年度3,732件 ➡ 令和元年度3,383件 (前年比▲9.35%)

<実地調査1件当たりの金額>
申告漏れ課税価格 前年度555万円 ➡ 令和元年度643万円 (前年比+15.9%)
追徴税額     前年度181万円 ➡ 令和元年度231万円 (前年比+27.6%)
詳細は、こちらをご覧ください。

<まとめ>
1.コロナ禍で、調査件数を減少しているものの、国税総合管理(KSK)システムを使って、申告内容に疑義がある場合には、効率的な調査が実施されている。
2..調査の重点領域は、無申告、海外、贈与の3点であり、実地調査は、納税者にとって大変負担が重いものですので、実地調査に入られにくい専門の税理士への相談が必要です。

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