第4回「人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議」(厚生労働省)

厚生労働省は、第4回「人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議」資料を発表しました。

<今後に向けた課題と対応の方向性>
・健康寿命とともに職業生涯が延伸し、高齢者が職場において、より大きな役割を担うこととなる人生 100 年時代においては、高齢者の労働災害の発生率が高く、休業も長期化しやすい現状を改善し、多様な就業ニーズをもつ高齢者が安心して安全に働くことができるようにしていくことが求められる。

・特に、就業構造のサービス化、ホワイトカラー化が進展していく中で、様々な現業部 門の労働者の安全衛生対策とともに、管理・事務部門における安全衛生対策も重要性 を増していくと考えられる。

・労働災害や業務上疾病の現状から浮かび上がってくる働く高齢者に特有の特徴や抱えるであろう課題に対し、配慮していくことが必要。

・今後、従事していた企業や業務での継続雇用だけでなく、経験のない異なる業種、業務に転換(ジョブチェンジ)して就労し、業務に不慣れな者が多くなることにも留意が必要である。

・なお、高齢者の労働災害防止を図ることは、女性や経験の浅い若者を含めすべての働く人等にとっても職場環境が改善されることになり、また、職場での健康づくりは働く意欲や能力を長期にわたって活かすこととなり、人生 100 年時代に働く多くの人の意欲や能力の発揮や快適な職場づくりに資する取組であると考えられる。

・英国における保健大臣、労働福祉大臣への提言「英国の生産年齢人口の健康レビュー」(2008 年)の序文において、健康は、職を見つけて働き続けるための条件であるが、 同時に、仕事をすることは、それ自体で個々人の健康状態によい影響があるとの言及がある(注1)(注2)。

・また、高齢者の労働災害防止対策を進め、安心して安全に働き続けられる職場づくりを進めることは、人材確保に課題を抱える中小企業・小規模事業者等における熟練し た人材の確保・定着に資するものであるとともに、経済全体の生産性向上にも寄与するものと考えられる。

・他方、多くの企業経営者が高齢者雇用の隘路として働く高齢者の健康問題を強く意識しており、その解消に向けた効果的な対応策が待たれている。

・以上のことから、高齢者の労働災害防止のための対策について、概念的に整理するとともに、企業において今後自らの実態に合わせて取り組めるよう、作業環境管理、作業管理、健康管理という観点から具体的対策を盛り込んだガイドラインを取りまとめ、その活用を進めていくことが必要である。

・併せて、健康経営に向けた意欲等を持ちながら具体的な取組が進んでいない中小企業 や第三次産業に対する支援が重要であることから、国や関係団体等においては、こうした企業に対する支援策の充実を図るとともに、さらなる効果的な政策展開の基盤となる実態調査などの調査研究を進めることが必要である。

(資料)
議事次第
1.開会

2.議題
(1)報告書骨子案について
(2)その他

3.閉会

配付資料

参考資料

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