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2020/06/10

厚生労働省は、毎月勤労統計調査 令和２年４月分結果速報 を公表しました。新型コロナウイルの影響で残業が減少する内容となっております。
<概要>
（前年同月と比較して）　 　
○　現金給与総額は275,022円(0.6％減)となった。うち一般労働者が355,539円(0.6％減)、パートタイム労働者が95,114円(3.9％減)となり、パートタイム労働者比率が30.54％(0.55ポイント下落)となった。
なお、一般労働者の所定内給与は315,804円(前年同月と同水準)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1,221円(6.0％増)となった。 　
○　共通事業所による現金給与総額は1.9％減となった。 　　
うち一般労働者が1.7％減、パートタイム労働者が3.7％減となった。 　
○　就業形態計の所定外労働時間は9.0時間(18.9％減)となった。 　
※令和２年１月に30人以上規模の事業所の標本の部分入替えを行いました。１月は入替え前後の両方の事業所を調べており、新旧事業所の結果を比較したところ、現金給与総額では-681円（-0.2％）、きまって支給する給与では-819円（-0.3％）の断層が生じています。 　
※平成30年に基準とする母集団労働者数（ベンチマーク）の更新を行ったため、平成30年においてはベンチマークの違いによる断層が発生していました。令和２年はベンチマーク更新を行わないため、ベンチマークの違いによる断層はありません。
【調査結果のポイント】〔（）内は、前年同月比または前年同月差を示す。〕
１ 賃金（一人平均）
(1) 現金給与総額（就業形態計） 275,022 円（0.6％減）
・きまって支給する給与 264,381 円（0.9％減）
（うち、所定内給与は 246,397 円（前年同月と同水準）、所定外給与は 17,984 円（12.2％減））
・特別に支払われた給与 10,641 円（10.6％増）
(2) 一般労働者の現金給与総額 355,539 円（0.6％減）
・きまって支給する給与 340,721 円（1.1％減）
（うち、所定内給与は 315,804 円（前年同月と同水準）、所定外給与は 24,917 円（12.2％減））
・特別に支払われた給与 14,818 円（8.3％増）
(3) パートタイム労働者の現金給与総額 95,114 円（3.9％減）
・きまって支給する給与 93,807 円（4.5％減）
（うち、所定内給与は 91,314 円（3.8％減）、所定外給与は 2,493 円（23.1％減））
※ 時間当たり給与 1,221 円（6.0％増）
(4) 実質賃金指数（平成 27 年平均＝100）
・現金給与総額 85.2（0.7％減）
・きまって支給する給与 99.2（1.0％減）
（参考）消費者物価指数（持家の帰属家賃を除く総合）の前年同月比は、0.1％上昇
(5) 共通事業所による現金給与総額（前年同月比） 1.9％減
・きまって支給する給与 1.7％減 ・特別に支払われた給与 8.9％減
２ 労働時間（一人平均）
(1) 総実労働時間 138.1 時間（3.7％減）
（うち、所定内労働時間は 129.1 時間（2.4％減）、所定外労働時間は 9.0 時間（18.9％減））
・出勤日数 18.1 日（0.4 日減）
・製造業の所定外労働時間の前月比（季節調整済指数）は、13.5％減
(2) 一般労働者の総実労働時間 165.7 時間（2.6％減）
（うち、所定内労働時間は 153.4 時間（1.1％減））
(3) パートタイム労働者の総実労働時間 76.6 時間（9.9％減）
（うち、所定内労働時間は 74.8 時間（9.2％減））
３ 雇用
(1) 常用雇用指数（平成 27 年平均＝100） 109.0（1.5％増）
・一般労働者 108.6（2.3％増）
・パートタイム労働者 109.9（0.4％減）
(2) パートタイム労働者比率 30.54％（0.55 ポイント低下）

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