(知っトク!)医療保険情報「ジェネリック医薬品に切り替えよう(全国健康保険協会)

全国健康保険協会は、(知っトク!)医療保険情報「ジェネリック医薬品に切り替えよう」を発表しました。

ここがおトク! ジェネリック医薬品
  • 新薬と効き目・安全性が同等なのに安いからおトク!
  • 慢性疾患の人は医療費節約効果が大きいからおトク!
  • 飲みやすい工夫がプラスされているからおトク!

ジェネリック医薬品を選ぶと国民医療費の節減につながる

調剤薬局で処方せんを渡したときに、薬剤師から「ジェネリックにしますか?」と聞かれたことはありませんか?
医療機関から処方される薬には、最初に開発された「新薬(先発医薬品)」と、新薬の特許が切れた後に、新薬と同じ有効成分で製造される「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」があります。国がジェネリック医薬品を推奨してきたこともあり、今ではジェネリック医薬品の使用割合は8割に迫っています。ジェネリック医薬品を選ぶことは、一人ひとりの薬代の節約はもちろん、国民医療費の節減にもつながります。

新薬と効き目も安全性も同等で安い「ジェネリック医薬品」

新薬には膨大な研究・開発費がかかっています。そのため、20〜25年の特許期間が設けられており、その期間は他の製薬会社から販売することができません。
ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れたあとに製造されるため、開発費が抑えられ、価格が非常に安いのが特徴です。(新薬よりも3~6割程度安くなる場合が多いです。)
また、ジェネリック医薬品は厚生労働省の厳しい品質検査をクリアしており、効き目や安全性は新薬と同等と認められているため安心して使用できます。

慢性疾患の人は医療費の節約効果が大きいからおトク!

ジェネリック医薬品はさまざまな病気や症状に対応しており、飲み薬はもちろん、軟膏・クリームなどの外用薬、貼り薬や注射剤、点眼剤などがあります。
慢性的な病気などで薬を長期間服用している人や、複数の薬を服用している人などがジェネリック医薬品に変更すると、薬代の節約の効果が大きくなります。新薬を選んでいる人は、ぜひジェネリック医薬品への切り替えを検討しましょう。

新薬とジェネリック医薬品の差額の試算

新薬とジェネリック医薬品の差額の試算表

資料:ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会リーフレットより作成
金額は薬代のみの目安で、差額は薬価×365日を3割負担した場合の数字でおおよその目安です。

飲みやすい工夫がプラスされているからおトク!

ジェネリック医薬品は、新薬より飲みやすく工夫されているものもあります。錠剤の大きさを小さくしたり、薬の形状をカプセル剤から飲みやすい錠剤に変更したり、苦みを抑えるコーティングをしたりなど、飲む人に優しい工夫がされているものがあります。

「ジェネリック医薬品に変更できますか?」と相談しよう

ジェネリック医薬品に切り替えたいときは、まずは医師・薬剤師に相談しましょう。
医療機関では医師に診察してもらうとき、薬局では処方せんを薬剤師に渡すときに「ジェネリック医薬品に変更できますか?」と聞いてみましょう。
また、協会けんぽが作成している「ジェネリック医薬品希望カード」をプリント出力し、医療機関や薬局で提示するという方法もあります。
ただし、すべての新薬にジェネリック医薬品があるとは限りません。また、医師の治療方針によっては、ジェネリック医薬品に切り替えられない場合もあります。
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会が運用するホームページ「かんじゃさんの薬箱」では、服用している薬にジェネリック医薬品があるかどうかを検索できます。活用してみましょう。
【かんじゃさんの薬箱】
http://www.generic.gr.jp/

短期間だけジェネリックに切り替える「お試し調剤」
ジェネリック医薬品への不安がある場合など、1週間など短期間分だけジェネリック医薬品をもらって服用する「お試し調剤」という方法もあります。お試し期間が終了した時点で、体調の変化や副作用などの症状がなければ、残りの期間分もジェネリック医薬品を飲み続けられます。もしも、不都合な点などがある場合は、新薬に変更することもできます。
トク太郎イラスト2 医療費節約のため、日本の医療保険制度を維持するためにも、ジェネリック医薬品を選択しましょう!

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