実践的なAI人材育成のためのデータ付き教材の提供を開始します(経済産業省)

経済産業省は、実践的なAI人材育成のためのデータ付き教材の提供を開始しますとして、下記内容を発表しました。

経済産業省では、実践的なAI実装スキルを持つ人材の育成を行う「課題解決型AI人材育成事業(AI Quest)」において作成した、AI人材育成用の「AI Questデータ付き教材」について、教育機関等に対する提供を開始します。

1. 課題解決型AI人材育成事業(AI Quest)について

経済産業省では、AI人材育成における講師不足の問題等を解決するため、講師に依存するような形ではなく、参加者同士の学び合いによる拡大生産性のある育成プログラムの確立を目指し、課題解決型AI人材育成「AI Quest」を進めています。

AI Questの取組として、企業のAI活用におけるニーズを調査し優先的に導入を進めるべき業種・工程(以下、「優先領域」)を明らかにした上で、優先領域をテーマに、「AI Questデータ付き教材」を作成しました。

また、これらの教材を課題として提示し、講師を置かず、コミュニティ内で参加者同士が学び合う形で育成プログラムを実施しました。2020年度のプログラムには全国各地から732名が参加しました。

2.AI Questデータ付き教材の提供について

AI Questデータ付き教材は、実践的なスキルを持つ人材を育成するため、プログラミングやAIによるモデル構築にとどまらず、実際の企業のAI実装をオンラインで疑似経験学習できる内容としています。

AI Questデータ付き教材でAIについて学んだプログラム参加者からは、
「精度を高めるだけではない実社会で活用できるデータサイエンスの能力について学ぶ事が出来た」
「全工程を自身で取り組むことで、全工程が重要であると学べたことは、今後社会人として成果を出すに当たり非常に役に立つ」
といった声がありました。

AI Questデータ付き教材は、例えば、以下のような優先領域をテーマに、企業における実際の課題を選んでいます。

テーマ例1:小売業における需要予測・在庫最適化
ゲーム機等販売会社で、調達本部担当者が発注量決定のために感覚で行っている需要予測を、AIで代替するための検討を実施
テーマ例2:製造業における不良個所自動検出
電子基板製造業者で、製造部門の出荷検査担当が、目視で行っている外観検査による不良判定を、AIで代替するための検討を実施

各教材は、以下の要素から作られており、企業におけるAI実装に必要なスキルをまとめて疑似経験学習できる構成となっています。

  • 要求定義(必要な情報の洗い出し、情報の取得方法の検討)
  • 要件定義(AI化業務の具体化、PoC(技術検証)における要件検討)
  • モデル開発(データ前処理、モデリング、精度評価の実施)
  • 実装・運用計画作成(開発したモデルをもとに本番実装・運用計画の作成)

教育機関等において、AI Questデータ付き教材を活用したAI人材育成に御関心をお持ちの方は、下記担当までお問い合わせください。

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担当

商務情報政策局情報技術利用促進課長 田辺
担当者:村上、川北

電話:03-3501-1511(内線 3971~6)
03-3501-2646(直通)
03-3501-6073(FAX)

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