「雇用の分野における障害者の差別禁止・合理的配慮の提供義務に係る相談等実績(令和3年度)」を公表しました(厚生労働省)

厚生労働省は、「雇用の分野における障害者の差別禁止・合理的配慮の提供義務に係る相談等実績(令和3年度)」を公表しました。

~相談件数は微減、合理的配慮の提供に関する相談がやや増加~

 厚生労働省は、このたび、都道府県労働局や公共職業安定所(ハローワーク)における「雇用の分野における障害者の差別禁止・合理的配慮の提供義務に係る相談等実績(令和3年度)」を取りまとめましたので、公表します。
ハローワークに寄せられた障害者差別および合理的配慮の提供に関する相談は244件で、対前年度比0.8%減と、わずかに減少しました。
一方、労働局長による紛争解決の援助申立受理件数は2件と前年度の12件から減少、障害者雇用調停会議による調停申請受理件数は10件と前年度の5件から増加しました。(詳細は「集計結果の主なポイント」参照)
厚生労働省では、雇用分野における障害者の差別禁止・合理的配慮の提供義務に係る制度の施行状況を踏まえ、制度のさらなる周知に努めます。同時に、公共職業安定所などに寄せられる相談への適切な対応と紛争解決のための業務の的確な実施に取り組んでいきます。

集計結果の主なポイント

  • 公共職業安定所に寄せられた障害者差別および合理的配慮の提供に関する相談は244件(対前年度比0.8%減)。               うち障害者差別に関する相談は55件(対前年度比20.3%減)、
    合理的配慮の提供に関する相談は189件(対前年度比6.8%増)。
    [資料1 図表1]。
  • 公共職業安定所が行った事業主への助言件数は9件*
    指導件数および都道府県労働局長が行った勧告件数は、前年度に引き続き、ともに0件。
    [資料1 図表6・図表7]。                                                                                        * 法違反に係る助言件数を計上
  • 労働局長による紛争解決の援助申立受理件数は2件(前年度12件)。                                                                   [資料1 図表8]。
  • 障害者雇用調停会議による調停申請受理件数は10件(前年度5件)。                                                                            [資料1 図表9]。

報道発表資料[PDF形式:2.82MB

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