厚生労働省は、令和2(2020)年度 社会保障費用統計の集計結果を公表します~社会保障給付費、過去最高を更新~と題して、下記内容を発表しました。
国立社会保障・人口問題研究所は、令和 2(2020)年度の「社会保障費用統計」(旧「社会保障給付費」)を取りまとめましたので、公表します。
社会保障費用統計は、年金や医療保険、介護保険、雇用保険、生活保護など、社会保障制度に関する1年間の支出を、OECD(経済協力開発機構)基準による「社会支出」と ILO(国際労働機関)基準による「社会保障給付費」の二通りで集計するものです。
社会支出(OECD 基準)は、社会保障給付費(ILO 基準)と比べ、施設整備費など直接個人には帰着されない支出まで集計範囲に含んでいます。
【集計結果のポイント】
1 社会支出(OECD 基準)(概要1~3頁)
・社会支出の総額:136 兆 3,600 億円(1980 年度の集計開始以降の最高額を更新)前年度と比べ 8 兆 4,817 億円、6.6%の増加。
・1人当たりの社会支出:108 万 1,000 円。前年度と比べ 6 万 7,400 円、6.7%の増加。
・政策分野別社会支出の上位項目
最大が「保健」で 55 兆 9,026 億円、次いで「高齢」48 兆 7,975 億円、「家族」10 兆 7,536 億円。
・前年度と比べて増加額が大きかった政策分野
「積極的労働市場政策」(3 兆 1,908 億円、384.7%増)、「保健」(2 兆 8,502 億円、5.4%増)、「家族」(1 兆 805 億円、11.2%増)。
2 社会保障給付費(ILO 基準)(概要5~7頁)
・社会保障給付費の総額:132 兆 2,211 億円(1950 年度の集計開始以降の最高額を更新)前年度と比べ 8 兆 2,967 億円、6.7%の増加。
・1人当たりの社会保障給付費:104 万 8,200 円。
前年度と比べ 6 万 5,900 円、6.7%の増加。
・部門別社会保障給付費の項目
「医療」42 兆 7,193 億円、「年金」55 兆 6,336 億円、「福祉その他」33 兆 8,682 億円。
・前年度からの増加額
「医療」1 兆 9,951 億円(4.9%増)、「年金」1,815 億円(0.3%増)、「福祉その他」6 兆 1,201
億円(22.1%増)。
3 社会保障財源(ILO 基準)(概要8~9頁)
・社会保障給付費に対応する、社会保険料や公費による負担などの「社会保障財源」は、総額184 兆 8,160 億円。前年度に比べ 52 兆 4,629 億円、39.6%の増加。
添付資料『令和 2(2020)年度 社会保障費用統計の概要』
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