経済産業省は、「令和3年経済センサス‐活動調査」の製造業に関する結果(概要版)を取りまとめましたとして、下記内容を発表しました。
本調査の結果は、日本の製造業の実態を明らかにするための重要な基礎データとして、今後、多方面で活用が期待されます。
1.経済センサス‐活動調査の製造業に関する結果について
製造業に関する結果は、「令和3年経済センサス‐活動調査」の調査結果のうち、製造事業所について集計したものです。
<参考>経済センサス‐活動調査とは
- 経済センサス‐活動調査とは、我が国全体の経済活動の実態を全国的及び地域別に明らかにすることを目的に全ての事業所・企業を対象に実施した調査であり、今回の調査が3回目となります(1回目:平成24年実施、2回目:平成28年実施)。
- なお、全産業に関する速報集計結果は、本年5月31日に公表済みです。
2.調査結果の概要(従業者4人以上の事業所)
(1)事業所数及び従業者数
令和3年6月1日時点の製造事業所数は17万6858事業所、従業者数は746万5556人となっています。
このうち、製造事業所数を産業中分類別にみると、「金属製品製造業」が製造業計の13.6%と最も多く、次いで「食料品製造業」が12.2%、「生産用機械器具製造業」が10.3%などとなっています。一方、従業者数を産業中分類別にみると、「食料品製造業」が製造業計の14.7%と最も多く、次いで「輸送用機械器具製造業」が13.6%、「生産用機械器具製造業」が8.1%などとなっています。
(2)製造品出荷額等及び付加価値額
令和2年の製造事業所の製造品出荷額等は302兆33億円、付加価値額は96兆8255億円となっています。
このうち、製造品出荷額等を産業中分類別にみると、「輸送用機械器具製造業」が製造業計の19.9%と最も多く、次いで「食料品製造業」が9.8%、「化学工業」が9.5%などとなっています。一方、付加価値額を産業中分類別にみると、「輸送用機械器具製造業」が製造業計の14.8%と最も多く、次いで「化学工業」が11.9%、「食料品製造業」が10.6%などとなっています。
3.今後の公表予定
製造業については、本年12月に、業種別(細分類546業種)、品目別(約1,800品目)、都道府県・市区町村別などのより詳細な集計結果を公表する予定です。なお、本年12月以降、順次、「鉱業,採石業,砂利採取業」、「卸売業,小売業」などの産業ごとに業種別(細分類約1,500業種)、地域別の売上高、従業者数、産業固有の特性事項(「卸売業,小売業」における「売場面積」など)等の詳細な集計結果を公表する予定です。
4.ホームページの御案内
調査の結果である「結果の概要」や「統計表(エクセル形式)」、「今後の公表予定」は、こちらでダウンロードが可能です。
関連資料
関連リンク
担当
大臣官房 調査統計グループ 構造統計室長 赤坂
担当者:小柴、五味田、豊島
03-3501-6606(直通)
03-3501-7790(FAX)
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