「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」 を取りまとめました(経済産業省)

経済産業省は、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」 を取りまとめましたとして、下記内容を発表しました。

経済産業省では、デジタル時代の人材政策に関する検討会での議論を踏まえ、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」を取りまとめました。

1.背景

生成AIの技術は、生産性や付加価値の向上等を通じて大きなビジネス機会を引き出すとともに、様々な社会課題の解決に資することが期待されています。生成AIの利用を通じた更なるDXの進展に向けて、本年6月から有識者で構成する「デジタル時代の人材政策に関する検討会」において、生成AIを適切かつ積極的に利用する人材・スキルの在り方について集中的に議論し、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」として、現時点で採るべき対応を「アジャイル」に取りまとめました。
なお、生成AI及びその利用技術は絶え間なく進展しているため、人材・スキルに与える影響について、今後とも議論を続けてまいります。

2.「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」について

(1)生成AIが社会にもたらすインパクト

  • 生成AIはホワイトカラーの業務を中心に、生産性や付加価値の向上等に寄与し、大きなビジネス機会を引き出す可能性
  • 企業視点では、生成AIの利用によるDX推進の後押しを期待、そのためには経営者のコミットメント、社内体制整備、社内教育の他、顧客価値の差別化を図るデザインスキル等が必要

(2)生成AIがデジタル人材育成やスキルに及ぼす影響

  • 人材育成と技術変化のスピードのミスマッチに留意し、その時々で環境変化をいとわず主体的に学び続けること、そのための企業内での環境整備等が必要
  • 生成AIを適切に使うスキル(プロンプトの習熟等)とともに、従来のスキル(戦略的思考、批判的考察力等)も引き続き重要
  • 自動化が進み「作業」が大幅に削減され、専門人材を含む人の役割がより創造性の高いものに変わり、人間ならではのクリエイティブなスキル(起業家精神等)やビジネス・デザインスキル等が重要
  • 生成AIの利用により業務が効率化されることで、社会人が業務を通じて経験を蓄積する機会の減少を認識する必要

(3)生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキル(リテラシーレベル)の考え方

  1. マインド・スタンス(変化をいとわず学び続ける)やデジタルリテラシー(倫理、知識の体系的理解等)
  2. 言語を使って対話する以上は必要となる、指示(プロンプト)の習熟、言語化の能力、対話力(日本語力含む)等
  3. 経験を通じて培われる、「問いを立てる力」・「仮説を立てる力・検証する力」等

(4)政策対応

  • 情報処理推進機構(IPA)において、生成AIの登場や進化を踏まえた「デジタルスキル標準(DSS)」の改訂を実施
  • デジタルスキルを身につけるための教育コンテンツを一元的に提示するポータルサイト「マナビDX」において、生成AIの利用方法を学べる講座を追加掲載
  • デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」では、受講生が取り組む課題解決において、本年度から生成AIを利用
  • 「情報処理技術者試験」のうち「ITパスポート試験」について、出題範囲のシラバスに生成AIに関連する内容を追加するとともに、サンプル問題を公開

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担当

商務情報政策局 情報技術利用促進課長 内田
担当者: 安藤、平山
電話:03-3501-1511(内線 3971)
メール:bzl-digital★meti.go.jp
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