「平成29年度使用者による障害者虐待の状況等」の結果(厚生労働省)

厚生労働省は、「平成29年度使用者による障害者虐待の状況等」の結果を発表しました。

【ポイント】
1 通報・届出のあった事業所数、通報・届出の対象となった障害者数はいずれも前年度と比べ増加。
・通報・届出のあった事業所数        1,483事業所 (前年度比 12.7%増)
・通報・届出の対象となった障害者数    2,454人    (  同    44.6%増)
2 虐待が認められた事業所数※2 、虐待が認められた障害者数はいずれも前年度と比べ増加。
・虐待が認められた事業所数                     597事業所  (前年度比   2.8%増)
・虐待が認められた障害者数                    1,308人        (   同         34.6%増)
3 受けた虐待の種別※3※4では、経済的虐待が1,162人(83.5%)と最も多く、次いで心理的虐待が116人(8.3%)、身体的虐待が80人(5.7%)となっている。

※1 障害者とは、「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害含む。)その他心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」としており、障害者手帳を取得していない場合も含まれる。(障害者基本法第2条第1号から引用)
※2 障害者虐待が認められた事業所は、届出・通報の時期、内容が異なる場合には、複数計上している。
※3 被虐待者の虐待種別については、重複しているものがある。
※4 虐待の種別については、P2「虐待の定義」参照。
【別添資料】
別添1 平成29年度における使用者による障害者虐待の状況
別添2 平成29年度における使用者による障害者虐待の事例
参考1 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律の概要
参考2 使用者による障害者虐待が行われた場合などの対応

詳細は下記資料をご覧ください。

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