厚生労働省は、第6回「21 世紀成年者縦断調査(平成 24 年成年者)」 の結果を発表しました。
厚生労働省では、このほど、同じ集団を対象に毎年実施している「21 世紀成年者縦断調査(平成 24 年成年者) 」の第6回(平成 29 年)の結果を取りまとめましたので公表します。
21 世紀成年者縦断調査(平成 24 年成年者)は、平成 24 年 10 月末に 20~29 歳であった全国の男女(及びその配偶者)に対して、結婚の状況、出生の状況、就業の状況などを継続的に調査し、少子化対策など厚生労働行政施策のための基礎資料を得ることを目的としています。第6回調査では、平成 24 年度の第1回調査から協力が得られた 7,816 人について集計しており、調査対象者の年齢は 25~34 歳となっています。
【調査結果のポイント】
1 女性の就業状況 第1回調査時に独身で、この5年間に結婚した女性(結婚前に仕事あり)について、結婚後の就業 状況をみると、10 年前に比べ、 「仕事あり」の割合が高くなっている。
また、この5年間に子どもが生まれた夫婦の妻(出産前に仕事あり)について、出産後の妻の就業 状況をみると、10 年前に比べ、 「仕事あり」の割合が高くなっている。
結婚後も仕事あり (14 年調査)64.2% (24 年調査)78.5%
出産後も仕事あり (14 年調査)57.0% (24 年調査)73.7%
2 育児休業制度の利用にあたっての雰囲気と出産後の妻の就業状況 この5年間に子どもが生まれた夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、育児休業制度の利用にあたっての雰囲気をみると、「利用しやすい雰囲気がある」と答えた妻の方が、「利用しにくい雰囲気がある」と答えた妻より、同一就業を継続している割合が高くなっている。
妻が同一就業を 継続している割合
利用しやすい雰囲気がある 84.1%
利用しにくい雰囲気がある 64.5%
3 夫の平日の家事・育児時間と出産後の妻の就業状況 この5年間に子どもが生まれた同居夫婦(出産前に妻に仕事あり)について、出産後の妻の就業 状況をみると、夫の平日の家事・育児時間が長いほど、同一就業を継続している割合が高くなって いる。
夫の平日の家事・育児時間と妻が同一就業を 継続している割合
(家事・育児時間なし) 42.3% (2 時間未満) 58.7% (2 時間以上 4 時間未満) 61.5% (4 時間以上) 63.2%
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