厚生労働省は、サイト「こころの耳」の中で、5月大型連休後に感じる「五月病」を取り上げています。
ゴールデンウィーク(春の大型連休)を過ぎた頃、注意が必要なのが「五月病」です。新入社員や春の人事異動など環境変化があった方が、新しい環境への適応がうまくいかず、なんとなく体調が悪い、やる気が出ないなど心身に不調があらわれる状況を言われています。五月病は正式な病名ではありません。医学的には、「適応障害」、「抑うつ状態」などの病気と関係があるとされることが多いです。
ストレス対処法を多く身につけよう
五月病への対応策としては、ストレスをためないことが大切です。上手に気分転換できるように、日頃からご自分に合ったストレス対処法を多く身につけておきましょう。
話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されて、自ずと解決策がみえたり、アドバイスがもらえたりします。
思いっきり笑うことが、免疫力を高めると言われています。日常生活に笑いをとりいれましょう。
仕事から解放されているという実感が、仕事への意欲も高めます。趣味を介した、仕事とは関係のない人々との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げます。
偏った見方を客観的にとらえよう
また、偏った見方を客観的にとらえようとすることで、ストレスがたまりにくくなるでしょう。
ちょっとしたミスをしただけなのに、全て失敗と考えてしまうタイプです。「できなかったこと」ではなく、「できていること」に目を向けてみましょう。
数回起こっただけの失敗や否定的なことなどを、「いつも起きる失敗だ」と一般化してしまうタイプです。「本当に毎回そうなのだろうか」と自分に問い直してみましょう。そうでないときを発見できれば、気持ちが落ち着きますよ。
「こうすべきだ」と自分で考えた基準が当然であると考えてしまうタイプです。否定的に断定せずに、「〇〇であればよい」程度の言い方に変えてみましょう。
今年のゴールデンウィーク(春の大型連休)は、改元に伴う10連休ととても長いものでした。しかしながら、ゴールデンウィークはずっと仕事だった方や、ゴールデンウィークは仕事が休みであったため、収入が減って困った方など、心身共にゆっくり休めなかった方もいるかと思います。本当にお疲れ様です。
それぞれ立場は異なりますが、五月病でなくてもストレスをためることは心身ともによくありません。やはり、日頃からご自分に合ったストレス対処法を多く身につけておきましょう。
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