国税庁は、給与所得の確定申告がさらに簡単に!【利用者用ページ】として、下記内容を発表しました。
確定申告書作成時に給与所得の源泉徴収票の情報が自動で入力できます!
令和6年2月(令和5年分の所得税の確定申告)から、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」からマイナンバーカードを利用してe-Taxで申告する際、お勤め先(給与等の支払者)から税務署に提出された「給与所得の源泉徴収票」の情報を、マイナポータル経由で取得し、確定申告書の該当項目に自動で入力することができるようになります(マイナポータル連携)。
※ マイナポータル連携により自動入力された内容については、お勤め先から交付された源泉徴収票の内容と一致していることを必ずご確認の上、ご利用ください。
(令和5年12月) 「給与所得の源泉徴収票」の情報が確定申告書に自動入力! (A4縦型・両面リーフレット)(PDF/936KB) |
マイナポータル連携の対象となるには
マイナポータル連携を利用して、給与所得の源泉徴収票情報を取得するためには、お勤め先(給与等の支払者)において、次の対応がされていることが必要です。
お勤め先(給与等の支払者)が、従業員の方(申告される方)の給与所得の源泉徴収票をe-Tax又は認定クラウド等により税務署へ提出していること
※ 給与所得の源泉徴収票には、「年間の給与等の支払金額が500万円を超えるもの」などの提出基準があります。詳しくは「『給与所得の源泉徴収票』の提出範囲と提出枚数等」をご覧ください。
上記の給与所得の源泉徴収票に、従業員の方(申告される方)のマイナンバー、氏名(カナを含みます。)、住所、生年月日等の情報が漏れなく正しく入力されていること
マイナポータル連携の対象とならない場合
次のいずれかに該当する場合には、給与所得の源泉徴収票情報はマイナポータル連携の対象となりません。
お勤め先(給与等の支払者)が税務署に、従業員の方(申告される方)の給与所得の源泉徴収票を提出していない場合
※ 給与所得の源泉徴収票には、「年間の給与等の支払金額が500万円を超えるもの」などの提出基準があります。
お勤め先(給与等の支払者)が税務署に、従業員の方(申告される方)の給与所得の源泉徴収票を書面や光ディスク等により提出しており、e-Tax又は認定クラウド等で提出していない場合
お勤め先(給与等の支払者)から提出された従業員の方(申告される方)の給与所得の源泉徴収票について、従業員の方(申告される方)のマイナンバー、氏名(カナを含みます。)、住所、生年月日等の情報に漏れがある、もしくは正しく入力されていない場合
なお、年間の給与等の支払金額が500万円以下など、提出基準の範囲外の源泉徴収票であっても、お勤め先(給与等の支払者)が税務署に任意でe-Tax又は認定クラウド等により提出している場合には、マイナポータル連携の対象となります。
※ お勤め先から税務署への源泉徴収票の提出状況については、税務署にお問い合わせいただいてもお答えすることができませんので、お勤め先へご確認いただくようお願いします。
また、令和6年2月以降においても、給与所得の源泉徴収票情報を取得できない方は、給与所得の源泉徴収票情報を取得する手順フローチャート(PDF/502KB)をご覧のうえ、取得に当たっての前提条件や必要な手続きについてご確認ください。
確定申告書作成前の事前準備
1 マイナポータル連携を利用するための事前準備
マイナポータル連携を利用するためには、e-Taxとマイナポータルを連携させるための事前準備を行う必要があります。
詳しくは、「マイナポータル連携を利用するまでに行う事前準備」をご覧ください。
※ 以下の「確定申告の事前準備ページ(マイナポータルサイトへ)」から直接事前準備を行うこともできます。
(参考)マイナポータル連携の事前準備については、動画でも紹介しています。詳しくは、YouTube「国税庁動画チャンネル」(外部サイト)をご覧ください。
2 e-Taxのマイページで行う事前準備
給与所得の源泉徴収票情報の取得に当たっては、マイナポータル連携を利用するための事前準備のほか、あらかじめe-Taxのマイページにおいて、情報取得を希望する旨の登録を行うとともに、カナ氏名の入力やマイナンバー等の提供を行っていただく必要があります。
e-Taxのマイページにはマイナポータルの「確定申告の事前準備」ページにおいて「取得したい証明書等の選択」で「給与」を選択して事前準備を進めることによりアクセスが可能です。
なお、この事前準備は、氏名やマイナンバー等の変更がない限り、初回のみの手続となります。
(事前準備の流れ)
1 マイナポータルの「確定申告の事前準備」ページ(外部サイト)へアクセスし、マイナンバーカードを使用してマイナポータルへログインします。
2 「事前準備をはじめる」を押下し、取得したい証明書等の選択で「給与」を選択し、「次へ」を押下します。
※ 既に取得できる証明書等が存在する場合は、「準備の流れ」ではなく「証明書の準備状況」が表示されますので、画面下部の「証明書等を追加」を押下して、取得したい証明書等の選択画面に進んでください。
3 「連携状況リスト」画面のe-Taxの項目で「登録(連携)」ボタンを押下してください。「e-Taxと連携」の画面が表示されますので、のステップを順番に進めてください。「 e-Taxからの情報取得を希望する」の項目で「登録」ボタンを押下するとe-Taxのマイページへ遷移します(ここの画面では「アカウントを連携する」の手続が既に完了している前提でご案内しております。)。
4 e-Taxのマイページの「マイナンバーカードによる本人確認/情報取得希望」画面において、「e-Taxからの情報取得を希望する」ボタンを押下します。
5 画面の案内に沿って、カナ氏名の入力とマイナンバーカードの読み取り(券面事項の読み取りと本人確認の計2回)を行います。
6 本人確認によるマイナンバーカード読み取り後、以下のメッセージが表示されれば登録完了です。
※1 e-Taxからの情報取得の希望の実施状況については、マイページの「その他の登録情報」又は「本人確認/情報取得希望」画面から確認することができます。
※2 給与所得の源泉徴収票情報が取得可能となった方には、e-Taxのメッセージボックスに給与所得の源泉徴収票情報を格納した旨の通知が届きます。
なお、e-Taxマイページでメールアドレスを登録すれば、登録したメールアドレスにも通知が届きますので、お早めに手続をお願いします。
(参考)メールアドレスの登録方法
1 e-Taxのマイページへログインし、「メールアドレス」画面を開きます。
2 画面の案内に沿って、メールアドレスを登録します。
マイナポータル連携を利用した確定申告書等の作成
- 国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」から、確定申告書の作成を開始し、手順に沿ってマイナポータル連携を利用して、給与所得の源泉徴収票情報を取得します。
- マイナポータル連携により自動入力された内容については、お勤め先から交付された源泉徴収票の内容と一致していることを必ずご確認の上、ご利用ください。
よくある質問(FAQ)
給与所得の源泉徴収票情報のマイナポータル連携に関するFAQ(利用者向け)(令和6年1月4日)(PDF/1,107KB)
★【募集中】 「就業規則見直しキャンペーン」(ZOOMによるオンライ説明会も可能です、まずはご相談ください。)
詳細は、こちらをご覧ください。
★労務相談・助成金・労働基準法・就業規則見直し・社会保険・労働保険・給与計算のご相談は、どこよりも相談しやすい社会保険労務士事務所「KKパートナーズ」にご相談下さい。
★売れてます!「最新 ハラスメント対策 モデル文例集-厚労省導入マニュアル対応-」については、こちらをご覧ください。
★資産税・相続税・贈与税の申告・確定申告・税務・会計・経営に関するご相談は、どこよりも相談しやすい税理士事務所「KKパートナーズ」にご相談下さい。