「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」を公表します(厚生労働省)

厚生労働省は、「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」を公表しますとして、下記内容を発表しました。

厚生労働省は、このたび、「働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書」を取りまとめましたので、公表します。

この報告書は、有識者で構成される「キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会」(座長:花田光世 慶應義塾大学名誉教授)での議論をまとめたものです。報告書では、 キャリアコンサルティングのさらなる普及を進める観点から、産業界・企業 への 働きかけの施策 と 労働者への働きかけの施策を紹介しています。併せて、的確なキャリア支援を行うためにキャリアコンサルタントが習得すべき事項を提言し、そこで必要な施策、政策課題を整理しています。
厚生労働省は、この報告書を踏まえ、キャリアコンサルタント登録制度や関連施策の運用改善などを行い、キャリアコンサルティングの普及促進を図るとともに、 キャリアコンサルタントの養成や資質の向上に努め、労働者や企業が行うキャリア形成の取 り組 みを一層推進していきます。

【報告書のポイント】

 1 「働く」を取り巻く環境の変化
・職業人生の長期化や働き方の多様化 、 デジタルトランスフォーメーション( DX の進展などに加え、新型コロナ
ウイルス 感染症の影響で 、雇用の不透明さが増すなど、「働く」を取り巻く環境が大きく変化 している 。
・キャリアコンサルタントは、労使双方が抱くキャリア観の変化 などを捉え、“働くことについての相談相手”と
して、 質の高いキャリアコンサルティングを通じての専門性発揮が期待される。

 2 キャリアコンサルティング の さら なる普及のための施策
・産業界・企業に対する働きかけとして、 セルフ・キャリアドック のさらなる推進、企業におけるキャリアコンサ
ルタントの配置の促進、 ジョブ・カード を活用した キャリアコンサルティング推進 など 。
・労働者に対する働きかけとして、 キャリア 形成 サポートセンター の事業推進、 ジョブ・カード の活用促進
(デジタル化による利便性向上)、 キャリアコンサルティングの体験機会の提供など 。

 3 キャリアコンサルタント に求められるものと必要な施策
[キャリア支援の専門職として キャリアコンサルタントが習得すべきこと]
(1)専門性を深化させ、実践力を向上させる
(2)多様な働き方や年齢階層などに応じたキャリア支援に精通する
(3)企業内の課題解決に向けた提案力を発揮する
(4)外部専門家との連携や外部資源を活用する
(5)就職マッチングやリテンション (職場定着 など) を意識する など 。
[国に求められる施策]
国は、 セルフ・キャリアドックの推進、 キャリア形成 サポートセンター事業の推進 などに加えて、 キャリア
コンサルタントの学びの手段として、政策課題に対応した動画教材の提供や、外部専門家との連携強化、スーパー
ビジョンについての啓発的周知 など に取り組んでいく。

 

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