個人情報を考える週間 令和5年の取組(個人情報保護委員会)

個人情報保護委員会は、個人情報を考える週間 令和5年の取組について、下記内容を発表しました。

個人情報を考える週間とは?

アジア太平洋プライバシー機関(APPA:Asia Pacific Privacy Authorities)に参加する各国の個人情報保護当局は、毎年「Privacy Awareness Week(PAW)」を設定し、プライバシー問題と個人情報の保護の啓発活動を行っています。 個人情報保護委員会も、当該APPAのメンバーとして、「個人情報を考える週間」として活動を行います。

  • 各国のPAW参加メンバーの取組みはこちらリンク先コンテンツを別ウィンドウで開きます
本年のテーマ「Back to Basic -Privacy Foundations- 」

丹野委員長からのメッセージ

丹野委員長の写真

個人情報保護委員会は、令和5(2023)年5月29日(月)から6月4日(日)までを「個人情報を考える週間」として、個人情報の重要性に関する情報発信を強化してまいります。これはアジア太平洋プライバシー機関(APPA)に参加する機関として、平成30(2018)年度から広報啓発活動を継続して実施しているものです。

令和4年度上半期において、個人情報保護委員会へ直接報告された個人データの漏えい等事案は1,587件となり、前年度上半期の報告件数(517件)と比べて増加しております。また、SNSで実行犯を募集する手口による強盗や特殊詐欺事案が広域で発生しており、このような状況の下、個人データの安全管理措置などの個人情報の適正な取扱いの確保を図ることの重要性が高まっているところです。

皆様の生活面においては、旅行や各種イベントでの声出し解禁など、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前の生活様式に戻りつつある一方で、インターネットでの買い物や、オンラインイベントへの参加など、インターネット上で個人情報をやりとりする機会が日常的になりました。

これらのインターネットサービスはスマートフォンやパソコンがあればすぐに使えて便利な一方で、それらのサービスを取り扱う事業者において、大量の個人情報が保有されるようになっています。もし、この個人情報が何らかの事情により流出した場合、一度流出した個人情報は知らないうちに拡散してしまうこともあり、それを完全に消去することが難しいのが現状です。

事業者の皆様におかれましては、例えば、以下のような場面で、個人情報が適正に取り扱われているか、今一度確認をお願いいたします。

  • 個人情報を取り扱うことのできる従業員や、アクセスできる場所を制限するなど、個人情報の取扱いは必要最小限度となるように管理していますか。
  • パソコンのOSやソフトウェア等は古いバージョンのまま利用せず、最新の状態に更新されていますか。
  • 個人情報の取扱いを委託する場合、委託契約の締結や、定期的な監査など、委託先に適切な管理を求めましょう。

個人情報保護委員会では、事業者の皆様が特に注意すべき点等をわかりやすく解説した各種広報資料やテーマ別動画等を委員会ホームページ上に用意しております。

また、本年4月1日からは、地方公共団体等における個人情報の取扱いについても、全国的な共通ルールとしての個人情報保護法の規定が適用されることとなりました。

この点についても、委員会ホームページにて詳細を説明しておりますので、この機会にご確認をお願いいたします。

また、事業者の皆様だけでなく、個人の皆様も、日々、注意して個人情報を取り扱うことが重要です。

個人の皆様が個人情報の取扱いや個人情報保護制度について学ぶことができるよう、日常で個人情報の取扱いに注意すべき典型的な場面である、SNSやオンラインゲーム等について、啓発動画や、マンガ、パンフレット等の様々なツールを委員会ホームページ上に用意しております。

こどもたちがSNSやオンラインゲームを利用する場合、その危険性に気が付かず、自分や友達の名前、学校名などを書き込んだり、住所がわかるような写真を掲載してしまったり、中には位置情報を共有するアプリなどを通じて、危険な目にあう事例も報道されています。こどもたちが利用する際には、必ずご家族に確認するなど、この機会に、家庭内での利用ルールについて話し合っていただけるようお願いします。

個人情報は、正しく使うことで皆様の生活をより便利に、より豊かにしてくれるはずです。これからも、個人情報の適正な取扱いを心掛けていただきますよう、あらためてお願いいたします。

個人情報に関する疑問点やご質問があれば、当委員会ホームページの「FAQ」リンク先コンテンツを別ウィンドウで開きますをご覧いただくか、「PPC質問チャット」「個人情報保護法相談ダイヤル」リンク先コンテンツを別ウィンドウで開きますまでお尋ねください。

この「個人情報を考える週間」が、皆様のプライバシーや個人情報の取扱いについて見直すきっかけの一助となることを祈念しております。

個人情報保護委員会委員長 丹野 美絵子

個人のみなさま

国民一人一人の情報リテラシー向上や学生向けの情報教育を目的としたマンガや動画等のコンテンツでポイントをわかりやすくご紹介します。

※分かりやすさの観点から、使用されている用語が個人情報保護法上の定義と異なる場合があります。

    • 個人情報 こんな取扱いしていませんか?

      以下の場面でどうすべきかについて考えてみましょう。

      •    回答はここをクリック
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    • マンガで学ぶ個人情報保護法(個人・学生向け)
      • クリックでマンガで学ぶ個人情報(令和3年改正法)へ飛びますリンク先コンテンツを別ウィンドウで開きます
      • 国民一人一人の情報リテラシー向上や学生向けの情報教育を目的として、マンガや動画等のコンテンツでわかりやすくご紹介します。

        ※分かりやすさの観点から、使用されている用語が個人情報保護法上の定義と異なる場合があります。

事業者のみなさま

      • 個人情報取扱い対策できていますか?
        • 個人情報取扱事業者には、個人情報を適正に取り扱うために様々な対応が求められます。職場での取扱いルールについて、改めて確認してみましょう。

          • 個人情報の取扱いは必要最小限度に
          • 委託先はきちんと管理
          • OSやソフトウエアは常に最新状態にしよう!
      • データマッピング・ツールキット
        • 個人情報の取扱いについて、各事業者において保有するデータが増加する中で、その保有するデータを適切に管理する必要性が近年高まっています。「個人情報を考える週間」をきっかけに、自社において取り扱うデータを整理し、取扱状況等を可視化する(=データマッピング)の取組について考えてみませんか。個人情報保護委員会では、これらの一助とする目的で「データマッピング・ツールキット」リンク先コンテンツを別ウィンドウで開きますを作成しております。

      • 令和3年改正個人情報保護法について

        令和3年5月19日に公布されたデジタル社会形成整備法による個人情報保護法の改正等により、従来、別々の法律や条例で規律されていた官民・地方の個人情報の取扱いに関するルールが改正後の個人情報保護法において一覧的に規律されることとなり、個人情報保護委員会がこれらの規律全体を一元的に所管することとなりました。 改正法のポイントなど、マンガや動画等のコンテンツでわかりやすくご紹介します。

学校関係者、保護者のみなさま(お子さま向け資料)

お子さま、保護者のみなさま向けに個人情報の大切さを考えるための資料をご用意しています。また全国の小学校向けにオンライン方式又は職員を派遣し、「個人情報の適正な取扱い方」について授業を行っています。詳しくはキッズページでご確認いただけます。

個人情報を考える週間 ポスターのダウンロードについて

個人情報を考える週間のポスターです。自由にダウンロードし、ご活用いただけます。

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