厚生労働省は、令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況について、下記内容を発表しました。
1 結果の要約
(1)出生数は減少
出生数は 77 万 747 人で、前年の 81 万 1622 人より 4 万 875 人減少し、出生率(人口千対)は6.3 で、前年の 6.6 より低下している。
出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、45 歳以上で前年より増加し、他の各階級では減少している。
また、合計特殊出生率 は 1.26 で、前年の 1.30 より低下している。
(2)死亡数は増加
死亡数は 156 万 8961 人で、前年の 143 万 9856 人より 12 万 9105 人増加し、死亡率(人口千対)は 12.9 で、前年の 11.7 より上昇している。
死因別にみると、死因順位の第1位は悪性新生物<腫瘍>(全死亡者に占める割合は 24.6%)、第2位は心疾患(高血圧性を除く)(同 14.8%)、第3位は老衰(同 11.4%)となっている。
(3)自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△79 万 8214 人で、前年の△62 万 8234 人より 16 万9980 人減少し、自然増減率(人口千対)は△6.5 で、前年の△5.1 より低下し、数・率ともに16 年連続で減少かつ低下している。自然増減数は、全ての都道府県で減少している。
(4)死産数は減少
死産数は1万 5178 胎で、前年の1万 6277 胎より 1099 胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は 19.3 で、前年の 19.7 より低下している。死産率のうち、自然死産率は 9.4 で前年の 9.8 より低下し、人工死産率は 9.9 で、前年と同率となっている
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